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方言辞典

広島弁

広島弁は広島県で話されている方言です。 このページでは広島弁の単語を344語、 語尾と文法を5種類、 標準語との対訳例文を12本まとめています。 標準語を入力すると広島弁に変換できるツールも無料で使えます。

広島弁変換ツール

「これは本だ。」→「これは本じゃ。」のように変換します。

広島弁
これは本じゃ。

このツールはルールベースの変換です。文脈によっては不自然になることがあります。

広島弁の単語一覧(344語)

語尾・助詞(14語)

広島弁の語尾・助詞一覧
方言 意味・使い方
〜なかった 〜だった。「大きなかった。(大きかった。)」
〜なのにから 〜なのに
〜の 〜人、〜な奴、の意味だが、語尾のみに付ける。標準語では例えば「嬉しいの」と形容詞の後に付いたり「嬉しいの?」動詞の後に付いて質問形となるが、広島弁で「〜の」を使う時は「嬉しげなの(はしゃいでる人、奴)」、「生意気なの(生意気な奴)」となる
〜むん もの、の意味だが、確保しているもの、の意味。「お菓子ウチのむん、あんたのむん(お菓子私の(これが確保している)もの、これがあなたのもの)」
〜もん もの(者、物)。『仁義なき戦い 完結篇』での菅原文太、終盤の名セリフ。「こんなと飲んだら死んだもんにすまんけえのぉ(お前と飲んだら死んでいった人にすまないと思うよ)」(西部)
〜ゆん? 〜言うの? ゆん? と「ゆ」の方を強く発音する。「なんてゆん?(何と言うの?)」「どーゆん?(どう言えばいいの?)」
〜んよ 〜〜したのよ。動詞の語尾につける。女性がよく使う言い方。食べたんよ(食べたのよ)、したんよ(したのよ)、寝るんよ(寝るのよ)
いかんのに いけないのに。「いかん」や「いけん」を強調した言い方。子供がよく使う。実際の使用は「いかんのー」と語尾を伸ばすことが多い
いよいよ 語尾に付けて使う
しぬる【死ぬる】 死ぬ。「往ぬる」とともに、古語のナ変動詞の活用が現在に残ったもの
じゃ だ。語尾に「じゃ」が残るのは、広島県周辺だけといわれる
はぐる めくるの意。布団や衣服のようなある程度大きく厚みのあるものに使われ、カードのような薄く小さいものや、フィルム等を剥がす場合ははぐを使う。四段活用に準じて変化する
何して、なんして 共通語では「何(を)して」。これを用いた活用例として「何してええかわからん」などがある。これは三つの広島弁が合わさった言い方。「何して(何をしたら)ええか(いいのか)わからん(分からない)」
逆説助詞 逆接助詞に東山陽では「…けど」「…けーど」を用いるが、西中国では「…が」を頻用する

動詞(44語)

広島弁の動詞一覧
方言 意味・使い方
あずる 困る、てこずる、苦労する
いねん【去ねん】 帰らない。帰ることができない。否定ないし不可能を表す。文脈で判断することになる
うげる 取れる。剥げる
うべる 薄める
おさめる しまう、かたづける。方言であるという意識がないため、「はよおさめんさいや(早くしまいなさいよ)」を共通語で言おうとして、「早くおさめなさい」と言う例などが
おって 「おる」の少し丁寧な言い方、目上の人などの所在を聞く場合、伝える場合などに使う。「◯◯さんおってかねぇ」(◯◯さんはいますか)や、「◯◯さんはおってんないねぇ」(◯◯さんはいません)と言う形で使用する
おる いる。否定は「おらん」である
かもう 「いらう」に意味合いが近いが、「相手にする」や「からかう」の意味でも使い、否定形の「かもうな」は「ほっとけ」という意味となる
かやす ひっくり返す。「かやる」の他動詞型
ギザミ キュウセン(ベラ科の魚)。オスは青いので「青ギザ」、メスは赤いので「赤ギザ」とも言う
くる 切る。トランプや花札などのカードを切る以外では使用しない。相手に頼む時は、「トランプをくってぇやぁー」のような言い方となる
けつる 蹴る
ごうをいる 面倒を見る。世話をする。これが転じて、「面倒をかける」や「苦労をさせる」ともなる。「ごういる」ないしは「手ごういる」とも言う
こげる 折れる。共通語の「焦げる」とは違う。→「もげる」も参照
こさえる 作る。標準語の「こしらえる」に由来
こまい 小さい。非常に小さいときは「こんまい」とも言う
さす させる。やらせる。使役を表す。共通語の「指す」や「刺す」の意味ではない。「す」にアクセント
しごうする ボコボコにする・リンチに遭わせる
してる 捨てる。落とす
しにいる 青あざができる。共通語の「染みになった」から生じたもの
ちびる 磨り減る。摩耗する。若者には共通語の「漏らす」の意味で取られ、通じない場合がある
つばえる ふざける。騒ぐ。(嬉しいとや喜ばしいことなどがあって)興奮してのぼせてしまう
なおす 片付ける。近畿から九州にかけて使用。「使ったおもちゃはちゃんとなおしとくんよ」
なまける 湿気る
ぬぶ 伸びる。「髪がぬぶ(髪が伸びる)」、「草がぬぶ(草が伸びる)」
ねんだぁほる あれこれうるさく聞く。「ねんだほり」は人の噂話などをあれこれと探る人を指す
ノウクリ ドチザメ。海岸部では湯引きして、酢味噌で食用にする
のかす、のく、のける、のけとく 人間がどく(動く、動かす)場合と物を動かす時と両方使う。「ちーと掃除するけぇ、そこの机のけといてくれん?(ちょっと掃除するから、そこの机をどけておいてくれる?)」
のる 「の」にアクセントがある。下を向いているときに顔を上に上げる動作。背筋を伸ばすことという意味もある。「のって食べんさい(背筋を伸ばして食べなさい)。」
はせる 挟むの意。他地域で働いている時、書類をファイルに綴じてもらおうと「これ、そこのファイルにはせといて」などと言うと怪訝な顔をされる
はぶ 歯茎のこと。「歯槽膿漏で、はぶが痛とうてのう。」(歯槽膿漏で、歯茎が痛くてねえ。)
ぴしゃげる 叩くの意。平手打ちをすること。また、「平手打ち」を表す名詞として「ぴしゃげ」もある。「逆らうやつはぴしゃげるど!(逆らうやつはひっぱたくぞ!)」
ひよる 風で物が飛んでいく。「洗濯物がひよる」
へしゃげる・へちゃげる つぶれる、へこむの意。へちゃげるとも言う。「事故で車がへしゃげた(車がつぶれた)」
ほんじゃーね それでは、さようなら。といった意味の広島弁。主に広島の若い女性がよく使う。男性や言葉遣いの荒い人だと「ほんじゃーの」となる
まくれる (豪快に)転ぶ。ひっくり返る。「ばあちゃんが、まくれた(婆ちゃんが、(股関節骨折していないか心配なくらい)。ころんだ。)」
めぐ、めげる 壊れるの意。人(精神)にも使う。「ゲームがめげてしもうた(ゲームが壊れてしまった)」。過去形は「めげた」と、故意に壊す意味を含む「めがした」、「めいだ」というのがある(全域)
もぐれ 「まみれ(塗れ)」の意、「泥もぐれ」「借金もぐれ」の様に使用する
もげる 取れる。「あっ、腕がもげた!(あっ、腕がとれた!)」(西部)
ヤズ ブリの子。ヤズ(〜40cm)、ハマチ(40〜60cm)、メジロ(60〜80cm)、ブリ(80cm〜、または8kg以上)の様にサイズで変化する
よせる 仲間に入れる
よばれる ご馳走になる。「お隣さんが茶ぁ用意して待っとってくれてじゃけぇ、早よぅ呼ばれようやぁ」(お隣さんがお茶を用意してくださってるから、早くいただこうよ」
過去否定 過去否定に東山陽では「…なんだ」を頻用するが、西中国では「…ざった」を頻用する
連母音「アイ」 「アイ」連母音は東山陽で「エァー/ャー」になるが、西中国で「アー」となる

形容詞・形容動詞(21語)

広島弁の形容詞・形容動詞一覧
方言 意味・使い方
いんさい 言いなさい
えずい 賢い
くしゅばいい・くちゅばいい くすぐったい。「くすばいい」、「くつばいい」とも言う。西日本語の「こそばゆい」が訛ったもの
こそばいい くすぐったい
こわい 固い
じゃっかぁしゃい・じゃっかぁしい やかましい。うるさい
すいい 酸っぱい
せばい 狭い
せんない 面倒くさい
ぬくい ぬきい、とも。暖かい。「昨日はぬくかったのに、今日はさみいわぁ」(昨日は暖かかったのに、今日は寒いなあ)
ねぶたい 眠い。「ぶちねぶたい(凄く眠たい)」(西部)
はがええ、はぐいい はがゆい、腹立たしいの意。「あー、もうぶちはがえぇのう(あー、とてもはがゆいな)」
ばばいい まぶしい。(「まばゆい」からの変化)
ふうがわりい みっともない、風体、体裁が悪い、格好悪い
ほうとくない 情けない、だらしない、つまらないの意。「ほうとくない奴じゃのぉ(情けない奴だなぁ)」(西部)
ほしい 惜しい。ほしかった(惜しかった)
ほっとぬるい のろい、もたもたしている
むつこい 味がしつこい
もんすごい ものすごい
やおい やわらかい
やぎろおしい ややっこしい、むずかしい。「あんた、やぎろおしいことをいいんさんな(あなた、ややっこしい(難しい)事を言わないで)」

名詞・その他(265語)

広島弁の名詞・その他一覧
方言 意味・使い方
(い)よいよ →「よいよ」を参照
あがく 夏の暑いときなどに布団・毛布などをはねのけること
あぎ 上あご
あぐ 飽きる
あげな →「あがいな」を参照
あっ、ほうね →「ほー(ほう)」を参照
アナダコ スナダコ。砂に穴を掘って生息しており、鍬で掘り返して捕る
ありこ(ありんこ) アリ(蟻)
あります ございますの意
ありゃぁー 「あれは」という意味だが、広島では「あの人」という意味で使うことも多い
ありゃりゃぁー 「あれあれ」という意味で、割りとよく口に出す言葉
あるまーもー → 「もー」を参照
あんたあ あなた。「あんたあ、うちのことどう思いようるん」
あんとな →「あがいな」を参照
あんな あの人。彼。彼女
あんに 「あんな」の少し丁寧な言葉
あんねぇー あのね。多く呼びかけに使う
いいよってん →「いよん」を参照
いいよん →「いよん」を参照
いがむ 歪む、曲がる
いがる 叫ぶ
いぎ 魚の骨
いきる 気分が高揚し、張りきっていたり格好をつけたりしている様子を、他人から見て揶揄したり茶化したりする言葉
いごく 動く
いっこも 一つも。全然。言い方は「い」の後、少しためて「こも」と言う。「いっ こも」である
いっつも いつも。何時も。言い方は、「いっ こも」と同様に「いっ つも」
いなげな【異な気な】 変な。おかしな。一部の地域では「いんなげな」ともいう
いにんちゃい【去にんちゃい】 帰りなさい。丁寧な命令を表す
いぬの【去るの】 帰るのか。疑問を表す
いぬん【去ぬん】 帰るのか。親しい間柄で用いる。質問を表す
いねや【去ねや】 帰れ。強い命令を表す。非常にきつい表現である。普通は「いにんちゃい」を使う
いのう【去のう】 帰ろう。帰りましょう。意志ないし勧誘を表す
いびしい、いびせえ 恐ろしい。怖い
イモハゼ クラカケトラギス。海水魚の一種
いらんことしぃ 余計なことをする者
いんえのぅ →「いいえの」を参照
いんじゃうん【去んじゃうん】 (もう)帰ってしまうのか。(まだ帰らないでほしい)願望を含む疑問を表す
いんじゃったん【去んじゃったん】 (もう)帰ったか。(もう)お帰りになったのか。過去疑問ないし尊敬を含む過去疑問を表す
いんだん【去んだん】 (もう)帰ったのか。過去疑問を表す。これには尊敬の意味合いはない
いんどるん【去んどるん】 (もう)帰っているのか。過去疑問を表す
いんや 「いいえ」の意。呉地方では「うんにゃ」
うそこけ うそを言うな
うち 女性の一人称、わたし。イントネーションが「ち」にある(関西弁は「う」にイントネーションがある)
うちら 私たち。女性の方がよく使う。→「○○ら」も参照
えーたい いつも。「えーてぇ」ともいう
ええとこずき 八方美人
えっと (量が)多い
おおけー 「大きい」という意味だが、年配者は「大(だい)けー」と発音する場合がある
おおもん 大きな(実際には出来もしないような)こと
おおもんタレ 大きな(実際には出来もしないような)ことを言う人。大ホラ吹き
おごうさん 花嫁。(童謡、「花嫁人形」)の歌詞にある「金襴緞子の帯しめながら花嫁御寮(はなよめごりょう)はなぜ泣くのだろう。」の御寮が変化した
おさる ちゃんちゃんこ。『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎が羽織っているような、袖のない綿入れ
おしこみ 押入れ
おしぴん【押しピン】 画鋲
おじゃみ お手玉
おじんじょ 正座
おせ 大人(おとな)
おそれ 怖がり。発音は最初の「お」を強調
おとこにし スガイ、巻貝の一種。蓋はサザエのように硬い。《おんなにし》も参照
おなみ 雌牛
おはっつぁん 仏壇に供えるごはん
おらぶ(うらぶ)【哭ぶ】 叫ぶ
おんなにし イシダタミ、巻貝の一種。蓋は硬くなく、薄い
お調子い 悪ふざけする人
カギジャコ トビヌメリ。スズキ目・ネズッポ亜目・ネズッポ科に分類される海水魚の一種
かける【駆ける】 走る。広島では「はしる」は別の意味にしか使わず、もっぱら「かける」と言う。→「はしる」も参照
がめる ちょろまかす
から 身体(体格について)
カラコギ ハオコゼ。カサゴ目ハオコゼ科の海水魚
カラスギザ ニシキベラ、スズキ目ベラ科の魚
がり 祭りの鬼
かる【借る】 借りる。過去形は「かった」
ギース キリギリス。鳴き声が「チョンギース」と聞こえることから、その後ろ半分をとったもの
きちゃった(来ちゃった) 来られた、いらっしゃった。広島弁で「〇〇されちゃった」は丁寧語
きっぽ 古い傷痕。子供の頃の傷が、大人になっても残っているような傷痕
きょうだいし 兄弟たち(兄弟衆からの変化?)
ギョールさん 少女。若い女性。ハワイやカリフォルニアに居住経験のあるがよく使う
ぎり つむじ。(例)「こんなぁぎりが三つあるで(この人はつむじが三つあります)」
ギンガー ヒイラギ (魚)。スズキ目ヒイラギ科に分類される魚の一種。シンギン、ギンギンとも。表面が銀色に光るから?
きんにょう【昨日】 昨日。「きにょう」とも言う。のみが使用している、絶滅寸前の広島弁の一つ
くいくさし・たべくさし 食べかけ、食べ残し。「飲みかけ」や「飲み残し」は「飲みくさし」、「やり残し」は「やりくさし」
くしゅぐる・くちゅぐる くすぐる
ぐべんしゃ 金持ち(分限者からの変化か?)
クモのえば(蜘蛛のえば) クモの糸。網を張るクモの糸を指すこともあるが、倉庫・小屋などにハエトリグモなどの網を張らないクモがはいた糸を指すことが多い
ケーキ アイスクリーム。広島弁では、アイスクリームのことをアイスケーキと言い、さらにそれを略した言い方
けがれ 汚いのが嫌いな人。潔癖症
ゲが出る 嘔吐する以外に非常に印象が悪い時にも使う
げぼ 嘔吐物
こう 買う
ここら このあたりで。このへん
こっから ここから
こっぱり かさぶたのこと
コッペパン メロンパン(共通語でのコッペパンは、味付けパンという。)
こつる コツンと小さく当たること
ごりんどう ダボハゼのこと。何にでも喰らいつく「はぜ」のことで、何にでも飛びつく人を軽蔑し、これに例えることがある
ころ 自転車の補助輪、あるいはキャスター
ごんち 五日。いつか
こんとな 「あがいな」を参照
さえん ぱっとしない・役に立たない
さし 定規。物差し
しあいこ 交互にすること
シクチ メナダ。海水魚の一種。ボラに似ているが、目が赤く頭部がボラより平たい
しったげ【知ったげ】 知ったかぶり
じなくそ 嘘。大間違い。まったく駄目な様子
しまつ 節約
しみる【凍みる】 凍る
じゃっちゃ 「です」、「だよ」の強調
しゃび・しゃびる 錆・錆びる
じゅるい ぬかるんでいる
ショウト ホオジロ(古い呼び名である「シトド」からの変化)
しんきな 辛気な。退屈な。しんどい。片腹痛い
すいばり (木のごく小さい)とげ。木材表面のささくれ立った部分のこと。特に、皮膚に刺さったときに使われる
ずえる 崖・土手などが崩れ落ちること
すなや するな、しないで
ずる ズボンなどが下にずり下がること
ずんごむ 突っ込む
ずんだらかす ズボンを下にずらしてはくこと
せやぁーない 大丈夫。問題ない
せんとぉ →「せにゃぁ/せんにゃぁ」を参照
せんとって しないで
そばえ・そばえる 通り雨・通り雨が降る
そら 上(かみしものかみ)。北
それみいや それみろよ
そんなん そんなの。そんなこと。そこまで。子供が用いる
たいがい【大概】 共通語の「大概」と意味ではあまり相違なく、方言でないかもしれないがよく使う。しばしば、「いい加減」という意味で使う
たいがたぁ ありがたい。申し訳ない。(耐えがたいからの変化)
タイタイ 魚の幼児語。(そこにタイタイがおるよ。)
たける【猛る】 大きい声を出す
たびにでる【旅に出る】 地元を離れる
たびのひと【旅の人】 他所から引っ越してきた人。《反対》…地の人
たべくさし・くいくさい 食べかけ、食べ残し。「飲みかけ」や「飲み残し」は「飲みくさし」、「やり残し」は「やりくさし」
たわん 届かない。肯定は「たう」である。→「たう」も参照
ぢのひと【地の人】 その地に住み続けている人。《反対》…旅の人
ちゃった、〇〇しちゃった →きちゃったを参照
ちょっくり ちょっと
ちょっと聞いてみるんですが.. 質問の冒頭に言う。他県では言わない。広島の新しい方言とみられる
ちんくそ 恥垢
ちんこ 身長が低いこと
チンボキリ タイコウチ。水生昆虫の一種
チンボスター カワテブクロ。ヒトデの一種
チンボダシ アサヒアナハゼ。海水魚の一種。大きな生殖器が体外に出ていることから
チンボミミズ フトミミズなどの大きなミミズ
つぐ 「注ぐ」が転じて、車にガソリンを給油する、ストーブに灯油を継ぎ足す場合に用いる(標準語ではそれぞれ「給油する」「継ぎ足す」)
つどう かち合う
つまらん 1. 駄目な。面白くない。2. 機能しない。故障した
つもり 予定
テカブリ イトヒキハゼ。スズキ目・ハゼ科に分類される魚
でべそ 出たがり。外出好き
デングイ(デングリ) スナメリ。ネズミイルカ科に属する小型のイルカ
デンチョウ ウシノシタ(シタビラメ)。伝助ガレイ
とうじん 愚人
どうたらこうたら どうしたこうしたの意。何をたらたらの変化か? 広島人はこれを共通語と思っているが、これはれっきとした方言である。「とうたらこうたら言いんさんなよ(どうしたこうした言わないでね)」
どーなろーにゃ どーにもならないの意
どーゆん →なんてゆん?
とぎ 友達の意。おそらく「伽」の事。「とぎゃぁおらんのんか?(友達はいないの?)」(西部)
どしたん?(どうしちゃったん?) どうしたの? の意
どっしゃげる 大きいものが他の大きなものにぶつかるの意。「あっこでどっしゃげとらぁ(あそこでぶつかっているよ)」
とどる 液体などに溶けている固体や、なにかしらの成分が瓶など容器の底に沈澱すること
どぶ 魚の内臓
どべ びり
どようし →莫大。きわめて大きいこと
とらげる 片付けるの意(東部)
ドンコウ 河口・沿岸部で見られる、体表がヌメヌメとした食用とはならない小型のハゼ科の魚の総称
ないなかす なくす
ないなった、のうなった 無くなった、の意味
ないようなった 無くしてしまったの意。ないなった、のうなったの過去形。「財布ないようなった(無くしてしまった)」
なかろーもー → もー
なげる 置くという意味。「そこら辺になげといて(そこら辺に置いてて)」
なして なぜ、どうして。「なしてそがぁなことをしたん?(なんでそんなことをしたの?)」(県北・西部)
なば キノコ。その他の食べることができないキノコは「クソなば」と一括で表現(西部)
なりて する人、やる人。「段々なりてがおらんよーになるで(段々やる人がいなくなるよ)」
なんじゃかんじゃ 何だかんだ
なんてゆん? どーゆん 〜なんて言うの? 発音は「なんてゆん?」と「ゆ」を強く発音する。言い方が分からない時、繋ぎで女性がよく使う言い方。参考→ 〜ゆん?
なんぼう 幾ら
なんもかんも 何もかも
なんよのう.. 何だろうなぁ..。話をまとめたり変えたりする時に使う慣用句。あまり意味はない
にぎり ケチ、守銭奴の意(悪い意味で)。「あれはにぎりじゃけえのぉ(あいつはケチだからね)」(西部)
ねき そばの意(人間関係的な近さも表すか?)。「火のねきに行くなよ(火の側にいくなよ)」(西部)
ねと すぐそばの意「そのねとへ置いてぇてください(その近くに置いてください)」(県北・西部)
ねぶる(舐る) なめる。「犬にねぶられたぁや(犬になめられたよ)」(西部)
ねま 寝床、布団。「ねまぁひいたか?(布団ひいたか?)」
ばぁ 〜ばっかりの意。「ばばぁばぁじゃ(婆さんばっかりです)」(東部)
はさる 挟まる事。「(食べかすが)歯にはさってしもうた」などと使う
ばち とってもの意。「ぶち」を参照
ばっち 他所(よそ)、知らない遠方の場所。「某地」からの転
はね のけ者。はねっこ、とも。「今日は遊びょうって、はねになった。」(今日、遊んでいて、のけ者になった。)
はめ・はみ まむしの意「はめぇ捕まえたけぇ、焼酎につけちゃろ(まむしを捕まえたから、焼酎につけよう)」県北では「はみ」(西部)
はやる 紙切れ・布切れなどの薄くて小さなものが風に飛ばされる事
はよう 早く
ばんげ 夜の意。「きにょうのばんげに(昨日の夜に)」(県北・西部)
明かりの意。火、陽、灯などから。「ひ、つけてや(明かり、つけてよ)」(西部)
ひぃー 必死の意。「そがいに、ひぃーなりんさんなや(そんなに必死にならないでください)」
ひこずる 引きずるの意
ぴしゃっと ちゃんと。きちんと。「ぴしゃっとせえ!(ちゃんとしなさい!)」
びっしゃこ、びっちゃこ びしょ濡れの意。「急に雨降ってきて、びっしゃこじゃ(急な雨でびしょ濡れです)」(県北・西部)
びったれ 小心者
ひてい 1日の意。もう聞く事も少なくなった死語となりつつある広島弁の一つ。「ひてい、ふつか(1日、2日)」
ひなか 日中の意。「日のひなかから、そとに出らりゃあせんわいや(日中(昼過ぎ)から、(暑くて)そとに出ることなんて出来ないよ)」(西部)
ひやい 冷えた
ひらめ やまめの意(西部)
ひる 過剰な何か。極み。比類なき。「かばちのひる(戯言の極み)」「我儘のひる(我儘の極み)」「外道のひる(外道の極み)」(西部)
ひわる 曲がること。漢字で書くと「干割る」。「この板はひわっとる(この板は曲がっている)」
ひんじょう 文句、不平不満の意。「ひんじょう言うな(文句を言うな)」(西部)
ブイブイ グミ (植物)
ふうがええ 風体・体裁(風)が良い(ええ)という意味で、「むすびのむさし」の包み紙にも「好都合である」と書かれているが、現在では皮肉を込めて逆の意味に用いられることの方が多い(西部)
ぶと 標準語でいう所のブユ(蚋)
ふとい 大きいの意。「ぶちふといはめ(はみ)がおったで(とても大きいマムシがいたよ)」(西部)
ぶに 分(ぶん)、物(もの)の意。「わしのぶに」「このぶに」。岡山弁であるが福山市でも使われる
ぶり、ブリ ぶちを参照。「これ、ブリうまいのう」など
ブンダイ バテイラ。ニシキウズガイ科もしくはサザエ科に分類される巻貝の一種
ブンブン カナブン・ドウガネブイブイ・ハナムグリなどのコガネムシの総称
べっち・べこ 子牛の意。「べっちをこうてくらあ(子牛をかってくるよ)」
へり そば、ふちのこと。縁。「ねと」との違いは微妙。「本はテレビのへりに置いたる(ほんはてれびのそばにおいてある)」(西部)
ほいじゃが そうですが
ほいで、ほいでから それで。「ほいでのぅ、いんだげなで(それで、帰ったらしいよ)」 (西部)
ほいと 物乞い
ほいとぐい 自分の欲しい物を最後まで取っておく食べ方。「あんたあ、ほしとぐいしんさんなや。」
ほうくる 強調しかし、放くるか? ほうくりだす(叩き出すのような)。ほうくりなげる(いまいましく投げ捨てるの意)
ほうじゃのお– そうだなあ–
ほうりほうり することがなくて身をもてあましているさま、ふらふらの意。「あんたぁほうりほうりしとらんとぴしゃっとしんさいや(あなたはふらふらしてないでちゃんとしてください)」(西部)
ホゴ カサゴ。カサゴ目フサカサゴ科の魚類
ボンジャコ シャコ。軟甲綱 トゲエビ亜綱 口脚目・シャコ科に属する甲殻類
まげ 見事、立派、上手。「あんたぁ、まげな鯉を釣ったのう(あんたは、立派な鯉を釣ったね)」、「まげにいかん(上手にできない)」
まめ(に) 元気(に)
マメダヌキ ニホンアナグマ。イタチ科アナグマ属に分類される食肉類
まんまんきび トウモロコシ。南蛮黍からの変化
まんまんさん 南無阿弥陀仏(幼児語)
みそ 遊ぶ時に鬼などにはならない子供。鬼ごっこなどで年の離れた子供が遊ぶ時、小さな子供は走るのが遅く狙われやすいので、タッチなどされても鬼などになることを免れる
みて 観る人
みてる (ある一定の量があったものが減って)無くなるの意。忌み言葉と同音のため、反義語「満てる」が転じて使われるようになった。「みなみてたわ(全部無くなったよ)」(全域)
みな みんな。「みなおらんわ(みんないないな)」(全域) 全部という意味も持つ。「みな腐ってしもぅたわ(全部腐ってしまったよ)」
みみご 耳垢
めぼ ものもらい
メンタイ 広島では辛子明太子ではなく、白身魚のヨロイイタチウオを指す言葉。ロシア語のミンタイに通じる。また白身魚のフライと言うと、このメンタイのフライを指す
もとぉらん つまらない、駄目な、役に立たないの意。「もとぉらんことぉゆうな(つまらないことを言うな)」(西部)
もぶれる まとわりつくの意
もめさんかやす・もめさんかえす ぐちゃぐちゃに揉める
命令型。「はよぅせえや(早くしろ)」(安芸)
やーや 感嘆句。「やーや、どぶにはまっとらあ。」または「やー、きしゃなあ(きたない)。」
やーやー うるさく。「やーやー言う(うるさく言う)」
やっちもない しょうもない(東部)
やれん やっかい、しんどい、の意。。「あれはやれんことばぁ言うけえのぉ(彼はやっかいなことばかり言うからなぁ)」(西部)
ゆうことがええよ! 相手の物言いに不平がある場合に使う慣用句。共通語で訳すと「言うことがいいな」だが、「いいな」は皮肉で、実際には言うことは「悪い」という意味
ゆーたげんさんな 言うのはやめてあげなさい
ゆうとったるがの! (最初に)言っておくがな!
ゆわん 言わない。ゆわんでいいんよね(言わなくていいのよ)
よいよ 文頭に用い、あきれた気持ちを表す。「よいよ、あんたぁ何回言やぁわかるんねえ。」(まったく、あなたは何度言ったら解るのか。)
よぉ 良く
よぉよぉ 良く良く
よぉよぉせにゃぁ 良く良くしないと。→ せにゃぁ/せんにゃぁ/せんとぉ
よごれ 見た目の汚れた人ではなく、生き方のなっていない人の意。「あんたあ、よごれじゃのに、けがれじゃねえ。」(君は、見た目汚いのに、汚いのが嫌いなんじゃねえ。)転じて、自分には甘いのに人には厳しいという指摘に使う
よしてえや〜 私(私たち)も仲間に入れてくださいの意。子供が遊びの輪に入りたいときの呼びかけ
よす 仲間に入れる
よったり 4人
ラム ビー玉(ラムネの中に入っているからか?)
わがた 自分の。「わかたの田(自分の田)」 または、自分の家
わち わたしの意。「わちがするけぇ(私がします)」年配の女性がよく使う
ワチ サッパ。海水魚の一種。岡山でいうママカリ。ワチを食べると、春が来たなあと思う。焼いて、酢醤油につけて食べる
わやくそ、わやくちゃ 「わや」よりも更にめちゃくちゃな様子。「部屋がわやくちゃじゃけぇ、はよぉなおしんさい(部屋がぐちゃぐちゃだから、早く片付けなさい)」
わるさ 悪い事、いたずら
何となし(に) 何となく
貝かき 潮干狩り
市内(しない) 広島市。広島で「市内」と言ったら広島市を指す。他県で広島出身者にあったら、最初の会話は「広島のどこなん、市内?」
取り敢えず ・・・たちまちの意。広島弁では共通語とは逆転していることがある
味付けパン コッペパン。学校給食時の校内放送で、単に「パン」というとコッペパンを指すことが多い

広島弁の語尾と文法

広島弁を広島弁らしくしているのは、単語よりも語尾と文法です。 ここでは変換ツールが実際に使っている規則のうち、確度の高いものを種類別に説明します。

断定「じゃない」「じゃろう」「じゃ」

否定「ん」「せん」「こん」

継続・アスペクト「とる」

助詞「けえ」「のう」

語彙「ぶち」「たいぎい」

広島弁の例文・日常会話

標準語と広島弁の対訳です。すべて確度の高い規則だけを使って変換しています。

標準語 広島弁
これは本だ。 これは本じゃ。
明日は行かない。 明日は行かん。
とても面白いだろう。 ぶち面白いじゃろう。
ご飯を食べているところです。 ご飯を食べとるところです。
何をしているの。 何をしとるの。
すごくおいしいね。 ぶちおいしいのう。
昨日はとても寒かった。 昨日はぶち寒かった。
あの人は学校の先生だ。 あの人は学校の先生じゃ。
わからないから教えてほしい。 わからんから教えてほしい。
今日はいい天気だ。 今日はいい天気じゃ。
ずっと待っている。 ずっと待っとる。
これでいいのだろう。 これでいいのじゃろう。

広島弁と中国地方の他方言の違い

広島弁は中国方言に属し、断定の「じゃ」、理由の「けえ」、強調の「ぶち」で知られます。同じ中国地方でも岡山は「〜じゃ」を共有しつつ理由は「〜けえ」より「〜けん」が優勢で、山口は「〜ちゃ」「〜っちゃ」が加わります。

広島県内も一様ではありません。広島市を含む西部(安芸弁)と、福山を中心とする東部(備後弁)で語尾が変わり、備後弁は岡山弁に近づきます。「〜じゃけえ」は安芸、「〜じゃけん」は備後というのがおおまかな分かれ方です。

本サイトでは岡山・山口・鳥取・島根・愛媛の変換に広島弁の規則を使っています。共通点は多いものの、各県固有の言い回しには対応していない場合があります。

標準語広島弁岡山山口
これは本だこれは本じゃこれは本じゃこれは本ちゃ
疲れたから帰るしんどいけえ帰るしんどいけん帰るしんどいけえ帰る
とても面白いぶち面白いぼっけえ面白いぶち面白い
行かない行かん行かん行かん

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よくある質問

Q.無料で使えますか?

A.無料です。登録もログインも不要で、回数制限もありません。変換はすべてお使いのブラウザ内で処理されるため、入力した文章がサーバーに送信されることもありません。

Q.広島弁はどの地域で話されていますか?

A.広島弁は広島県を中心に話されている方言です。同じ中国・四国の中でも市町村によって語尾や語彙が変わることがあります。

Q.変換の精度はどのくらいですか?

A.本サイトの変換は正規表現によるルールベースの処理で、AI や機械翻訳は使っていません。断定・否定・継続・助詞といった文法規則を順番に当てるため、短い文ほど自然な結果になります。長い文や複文では不自然になることがあります。

Q.広島弁の単語は何語収録していますか?

A.このページには344語を収録しています。語彙は Wikipedia と JMdict をもとにしており、随時追加しています。

Q.方言のデータはどこから来ていますか?

A.Wikipedia の各方言記事(CC BY-SA 4.0)と JMdict/EDICT(EDRDG, CC BY-SA 4.0)をもとに作成しています。ページ末尾に使用した記事名を明記しています。派生物である本サイトの辞書データも CC BY-SA 4.0 で公開しています。

出典

このページの方言データは、Wikipedia の記事 「広島弁」「山陽方言」CC BY-SA 4.0) をもとに作成しています。 本サイトの辞書データも Share-Alike 条項にしたがい CC BY-SA 4.0 で公開しています。

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