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方言辞典

長野方言

長野方言は長野県で話されている方言です。 このページでは長野方言の単語を536語、 語尾と文法を5種類、 標準語との対訳例文を9本まとめています。 標準語を入力すると長野方言に変換できるツールも無料で使えます。

長野方言変換ツール

「明日は行かない。」→「明日は行かん。」のように変換します。

長野方言
明日は行かん。

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長野方言の単語一覧(536語)

語尾・助詞(40語)

長野方言の語尾・助詞一覧
方言 意味・使い方
…(だ)で、…(だ)もんで …(だ)から
…アリマス …ございますの意。南部で用いられる。例.ハールカブリデ アリマスナムシ(久しぶりでございますね)
…いちら …まま
…か° …くらい、…だけ。例.お菓子を 百円か° とこ つつんで おくれ
…かえ …か、…かね。例.そーかえ
…くに …のように。例.あのくに いのいちゃー 体に どくだに
…ゴザンス …ございますの意。中部以北で用いられる。例.オツカリデ ゴザンス(今晩は)
…さ …さん
…さら、…せら、…まし …ごと
…ジ 北端部で用いられる。「…ゾ」と似るが、軽い敬意と親愛の気持ちを込めて使われる。松本地方の代表語であり、その影響下にある。例.ソーダジ(そうだぞ)
…しな …ながら
…じゃん、…じゃんか (1)…じゃないか、…だったでしょう(自分の推定に他人の承認を求めている、控えめな主張、やわらかい断定)(2)…うよ(勧誘)。例.一緒に カツ丼を食べる じゃん
…ジャン(カ) 「行クジャンカ」のように終止-連体形に接続する。中部・北部を中心にある程度の勢力を持つ
…ず (1)…だろう(推量)、(2)…ない(否定)、(3)…しよう (意思)
…ズ 例.ソンナ コトモ アラズ(そんなこともあろう)
…ズ、…ズイ 長野・山梨・静岡方言の特徴語である。例.イッテ ミテ コズ(行ってみてこよう)
…ズ(カ) 意志表現として用いられる「…ズ」は勧誘としても用いられる。共通語の「…うよ」に相当する。ただし使用頻度は低い
…タズラ、…タンズラ 「…ズラ」の過去及び完了。北部では「…タズラ」、南部では「…タンズラ」となる。例.行っただろう → イッタズラ(北部)、イッタンズラ(南部)
…だに …だよ
…ダニヨッテ 南部で用いられる。例.コーダニヨッテ コリャー ケール ワケニャー イカン(こうだからこれは変えるわけにはいかない)
…タンダラ、…タラ 「…ダラ」の過去。例.イッタンダラ、イッタラ(行ったんだろう)
…ちゅー …という
…っこ …するはずがない。例.いきっこ
…ッシャレ、…サッシャレ 北端部で用いられる。敬意は低く、その分親愛度が高い
…ツラ 「…ラ」の過去及び完了。例.ヨカッツラ(よかっただろう)
…トクンナ 南部ではより敬意の高いものとして「オ…トクンナ」も用いられる
…トクンネ 北端部で用いられる
…ナ 南部で用いられる。聞き手に対し敬う気持ちをこめて用いられる。例.オアリンカナ(ありませんか)
…なんしょ …なさい。例.おやすみなんしょ
…なんだ …なかった。例.行かなんだ
…に (1)…よ、(2)…のに、(3)…から
…にゃ、…にゃー、…な …なければ
…まいか …しませんか(勧誘)。例.行かまいか
…まるけ …だらけ
…モンデ、…モンダデ 共通語の「ものだから」にあたる。例.シラネー モンデ ブチャッチマッタ(知らないものだから捨ててしまった)
…よか …より、…よりかも。例.それよか こっちの 方か° いーぜ
…ん (1)…の、(2)…ない(否定)、(3)…ないか(勧誘)
…んならん …なければならない
…ンネ、…イネ 北端部で用いられる。念を押し、余剰をこめて丁寧な断定をあらわす。松本地方に盛んな表現である。例.ソーダンネ(そうなんですよ)
…二 例.アミャー フルニ カサー セーテケ(雨が降るから傘をさして行け)

動詞(81語)

長野方言の動詞一覧
方言 意味・使い方
(虹が)たつ、ふく (虹が)出るの意。この表現は箕輪、伊那、旧高遠町三義、駒ヶ根市中沢、飯島などに散らばって分布する
あかる 容器が転倒して中のものがこぼれ出る
あこ°か°かき°にかかる 貧困の余り飯が食えなくなる
あたける 暴れる、悪ふざけする
あっためる 盗む、隠す。例.他人の 本を あっためる
あれる ころげる。例.石か゜ 坂を あれて いった
いきあう 遭遇する
いける 埋める
いちゃつく (1)恋人同士が仲睦まじい動作をすること、(2)うるさくつきまとう。北端部では「慌てる」、南部では「子供などが調子づいて騒ぐ」の意味でも用いる
いびくる もてあそぶ。例.そんねに いびくりゃ こわれちまうぞ
いぶる 揺さぶる
いぼう、いぼる 傷口が化膿する。いぼった とこから うみが でて きた
いろむ 色づく。例.柿か° いろんで きた
うだる 茹だる
うでる 茹でる
うめる 薄める
えれる 入れる
おいでる いらっしゃる
おう !おんぶする
おしゃんこ 正座。北部系方言の「おつくべ」「おつんべ」「おつんぶ」等と南部系方言の「おかしま」「かしまる」等の接触地域に多く分布する
おしょる 折る
おどける 驚く。例.そりょー きーて まず おどけちまった
おもる おごる。例.今日わ おれか° おもるよ
かか°かか°する 気ぜわしく動き回る、そわそわする
がりあう 言い争う。例.あの夫婦わ 年中 がりあってばっかいて よわった もんだ
くざる、く°ざる 悪口を言う
ぐしゃつく 水気が多くなる
くすか°る 刺さる。「串」が「上がる」が語源であるという。現在は串のみならずトゲや矢、釘などさまざまものに対して用いる。なお「刺す」は「くすげる」と「くすぐ」の2通りがある
くむ (1)崩れる、(2)交換する
くろ 境界線は上伊那よりもかなり東を通っておりこの語では完全に西の陣営に属する
けやす 消す。例.火を けやす
ごーか°わく 腹が立つ。例.こんねに ごーか°わいた こたー ねーよ
こく (1)言う、(2)打つ・叩く・殴る。例.頭を こかれて こぶか° できた(3)脱穀する
こくれる 遅れる。例.種まきか° しゅんに こくれちまった
こずむ 沈殿する
こわる(2)、こわす くずす。例.一万円札をこわる
さす (警察などに)密告する
しくる しくじる
しける 雨天になる
しこる じっとしている
しもけ°る 凍傷を起こす、霜焼けになる。例.手か° しもけ°た もんで かいくて こまる
じゃける ふざける
しょずむ つかむ。例.どじょーを しょずむ
しんぜる 神仏に供える
すねくる 駄々をこねる、すねる
すべくる つるりと滑る。例.道か° 凍ってる もんで よく すべくって あぶねー
すれる 仲が悪くなる
せこをかう、せこーかう 入れ知恵する。北部では「けしかける」の意味でも用いる
ぞぜーる (1)甘える、(2)ふざける、(3)わがままを言う。南部では「どぜーる」とも
たっぽれる (1)目的なくさまよう、(2)ボケる
たねる 束にする
つく 浸水する
つくなる 力尽きてしゃがみこむ、立つに堪えないでうずくまる
つっからかす 突きまくる
つめる しめる、とじる、はさむ。例.戸で 手を つめる
とっつく 到達する
とりあべる (1)いろいろと組み合わせる、(2)手持ちのものでなにかと間に合わせる
なききる 泣きに泣いて声も立たなくなる
なめくる 舐める
はう 除草する
はずむ 大小便を催し堪え切れなくなる
はっちる (1)はねあがる、(2)張り切る
はねーる 始める
はんじくなる 屈み腰になる。しゃがむ。南部では「ほんじょくなる」とも
ひずこく、ひずーこく 苦労する。上伊那全域で使われているが、隣郡には拾われておらず上伊那独自の方言であるという。福沢武一は、岐阜県や愛知県の方言で元気・勢力を意味する「ひず」との繋がりを指摘している
ひとなる、しとなる 成長する。例.この 犬わ めた 食べる せーか どんどん ひとなるよ。「人」と「成る」が語源であるという
へつる こっそり抜き取る
へりこじえる 過度の空腹で変調子になる、腹が減りすぎてかえって食欲を失ってしまう・もう何もする気力もなくなっている
ぼける 保存してある果実が柔らかくしまりがなくなる。例.このリンゴはぼけとっておいしくない
まつめる (1)かわいがる・子どもをなつける、(2)集める・まとめる
まるかる 丸まる
みえる いらっしゃる
もーる 漏れる
もちーいく 取りに行く
やえる 重複する。「八重」を動詞化したもの
やしむ 叱る。例.しょーか° つくよーに うんと やしまれるか° いーわ
ゆいつける 結びつける、縛りつける
よじめる 縮める、開いたものを狭くする
よばる 呼ぶ、招待する
よりあう 協力する
気取る きどる

形容詞・形容動詞(22語)

長野方言の形容詞・形容動詞一覧
方言 意味・使い方
あかい !明るい
おぞい 品質が悪い
おわい お食べなさい。例.たんと こしれーたで うんと おわいな
からい 塩辛い。伊那市以北では「しょっぺー」とも
ぎすい 滑りが悪い。例.この 戸は ぎすくて いけんで なおして おくんな
こすい ずるい
こわい 硬い
さぶい 寒い
しわい けちくさい
すい 酸っぱい
ずるい 遅い。例.仕事の ずるい 人だ
せーどない 騒がしい、うるさい
ちょろっこい 要領が悪い
とろい 弱い
なるい (1)勾配が弱い、(2)寒さが穏やかだ、(3)感覚的に温和である
ぬくとい 暖かい
ばばい 汚い。例.てーてか° ばばいで あらっといで
ひどろっこい 眩しい
へぼい 程度が低い
むしっぽい (1)蒸し暑い、(2)気むずかしい、(3)吐き気がする、(4)虫がいるのか子供がむずかりがちである
やいやい おいおい、おやおや。例.やいやい大変なことになった
やっこい 柔らかい。北部では「やこい」、南部では「やーこい」とも

名詞・その他(393語)

長野方言の名詞・その他一覧
方言 意味・使い方
(かばんなどを)さげる さげる
(桑が)さく (桑の)芽が伸びて葉が伸びる
(戸や障子を)たつ (戸や障子を)閉める
(布団を)きる (布団を)掛ける
(風呂に)しずむ (風呂に)浸かる
あいく 歩く
あいそしー 可愛らしい。南部では「愛想がいい」の意味も。例.まー なんちゅー あいそしー ぼこずら
あいてー、あいて、あいた 痛い
あおぴょーたん 顔が青くやせた人のこと
あけ° 油揚げ
あこ°た、おとけ° あご
あすぶ 遊ぶ
あだじゃねー 容易ではない、気の毒だ。例.あんねに いそがしくちゃー あだじゃねーなえ
あっこ(1)、あすこ あそこ。例.あっこえ いって ぼやを もって おいで
あっこ(2) かかと
あばよ、あんばよ、あばな、あんば 別れるときの挨拶。「あばよ」は「さらばよ」の約略とする説があるが、福沢武一は「塩梅好う」が語源であると主張する。「あんばよー」は関西などで「具合よく」「都合よく」の意味で用いられる
あびる、あべる 泳ぐ
あらかす(2) 転がす。例.石を あらかす もんで あぶねー
あわさりめ 重なり目
あわしまさま いつもボロボロな着物を着ている人
あわたく あわてる
あんじゃーねー 心配いらない
あんと ありがとうの意。宮田村以南やや希薄
いかつい 立派な
いかん ダメ、いけない。北部では「いけん」「いけねー」とも
いかんに いけませんよ、ダメだよ
いきなり 乱雑で、中途半端なさま。放置して、構わぬこと。几帳面の正反対
いけーに どんなに
いこ、えこ あまり
いしか°け 石垣
いじゃ 行こう(強め)。例.おれと 一緒に まちー 買い物に いじゃ
いただきました ご馳走さま
いっちょーらん 一枚しかない良い着物。例.お祭りだで いっちょーらんを 着せて よらずよ
いってきました ただいま
いなだく いただく
いのく 動く
いやんべー 程よい状態
いらんこと、よっこなこと 余計なこと
いりのや(入野谷) 高遠からさらに南アルプスの山麓へ入った谷(旧長谷村)
いる ○(北部に多い)
いれいち 一つおき。例.いれいちに 赤く 塗る
いんね いいえ(否定)
うつかる、うっつかる 背をもたれかかる
うっつかっつ 五分五分、同じくらい、損得なし
うとい バカだ
うとんぽ 空洞
うます 蒸す
うろこ !鱗
うんと たくさんに、非常に
えーよ、えーよー ぜいたく
えけ°つねー ひどい、あくどい
えらい(2) ひどい
えんのしたのくものすまで 全財産残らず。例.えんのしたのくものすまでお前のものだ
オ…テ オクンナンショ 南部で用いられる。相手に命令する場合の最高位の敬語表現
オ…ナ 中・南部では親愛度が高めであるが、東部では敬意の度合いが比較的高めである。概ね上伊那地域全域で使われるが北端部では「オ…ネ」になるという報告もある。例.サーサ オヨリナ(さあさあ お寄りください)
オ…ナサンシ 北部で用いられる
オ…ナシテ 主に北部方面で用いられる。例.オクンナシテ(くださいな)
オ…ナンショ 軽い尊敬と親愛感をもって使われる。南部では「オ…ナイショ」となる場合もある。例.オヤスミナンショ(お休みなさい)
オ…ネ 北端部で用いられる
オ…ル お…になる。宮田村以南で用いられる。例.オ見ル(否定形=オ見ン、過去形=オ見タ)、オ帰リル(否定形=オ帰リン、過去形=オ帰リタ)
おいさん おじさん
おいでな おいでなさい
おいでん いらっしゃらない
おいはん 夕飯
おいび 行きましょう。例.みよっさ 学校い おいび
おいや 食べたくない。例.かぜで ねつっぽいで 今朝わ ごぜんわ おいやだ
おいれ 日没
おかたしけ、おかたじけ ありがとう
おくびとなり 成長が遅いこと
おこ°っつぉー ごちそう
おこた、おこたつ こたつ
おこりばち 怒りんぼ
おさんまくな ご粗末な
おたく°り 動物のはらわたを煮た料理
おちゃ (1)お世辞、(2)おやつ、間食
おっかさま、おっかさん 母親。南部では「おかーちゃ」「おかーま」とも
おっさま お坊さん
おっとら おっとり
おつよ 味噌汁
おと、おとっと 次に生まれた子
おどし、そめ かかし
おとつい、おっとい 一昨日
おとっこ (1)末子、(2)生育の遅れた蚕
おとっさま、おとっさん 父親。南部では「おとーちゃ」「おとーま」とも
おなし、おんなし 同じ
おはずけ 漬かった漬け菜
おべー 着物
おべんこー、べんこー ませた口をきくこと
おみゃー お前 (卑語)
おもしー 面白い
おやき (1)米粉をねり、円板状に薄く伸ばして焼いた食べ物、(2)米粉の皮に小豆あんを入れ、茹でた後に焼いた食べ物。上伊那では平板に発音される
おやけ°ねー、おやいねー 気の毒な、かわいそう。上伊那では一般に「おやけ°ねー」であるが、駒ヶ根地域では「おやいねー」ともいう
おら おれ、私
おらねー いない。宮田村のテキスト方言訳に載る。この地域では、「おらん」や「いねー」とともに混用される
おらほ おれの方
おりいろ 紺色
おる ○(南部に多い)
おるすき° お留守番
おろのく 間引く
おわざと しるしばかりの品
おんもり 思う存分
かーち、かーし 代わり
かう 閉める
かけじ、おかけじ 掛け軸
かしき、かしき° 炊事
かしょ かせ
かっつく 追いつく
からかみ ふすま
かる !借りる
かんかん、かんから 空き缶
かんしょ 堪忍して下さい(男性的)。例.おれか° わりかったで かんしょな
かんちょろりん 痩せた人
かんな、かんね ごめんね(女性的)。例.わしか° わりかったで かんね
きかいこーじょのけつまがり 製糸工場の女性をはやし立てた子どもの失言
きさんじー 立派な、見事な。例.あの えーの 稲わ きさんじー
きび (1)トウモロコシ、(2)気味
きびしょ 急須
きもがみじかい 短気である
ぎゅーす こらしめる、ひどい目にあわす
きんたまのちーせーやつ 小胆の者
きんのう、きんにょー 昨日
くさくさ、ぐさぐさ 固く締まっていない
ぐしゃったみ 湿地
くつば(か)す、くすば(か)す くすぐる
くつばってー、くすばってー くすぐったい
くねっぽい 年よりませてみえる。例.この ぼこわ ばかに くねっぽいなえ
くべる 燃やす
くます くずす
くりょ くれ
くるいっこ、くりっこ 戯のとっくみあい
ぐるら、ぐるわ 周り、周囲
くろ(農林業) くろ
くわずみ、くわぐみ 桑の実
けーど けれども
けーむし 毛虫
げーもねー 無益な、つまらない
けしくりからん 不都合だ、よろしくない。例.そりゃー けしくりからん ことだぞやい
けっからかす 蹴飛ばす
げほーもねー 過度にたくさん
けむり !煙
けもねー 造作もない
げんと てきめん。例.この薬は げんとに きいて たまけ°た
こーぜ、こーぜー 文句、理屈、言いがかり
こき° 枯れ枝
こく°り かたまり
こけ (1)ばか、やぼ。例.ゆーだけ こけだで やめとけよ。(2)魚の鱗
こける 転ぶ
こさえる、こせーる 作る
こしょー、なんばん 唐辛子
こっとい !牡牛
ごとーむし カミキリムシの幼虫
ごまくら、ごまこ°ま しきりと人を欺く手管を使うこと
ごまくらかす ごまかす
ごむせー 汚い。例.そんな ごむせー しこーを して きちゃー みっともねーぞ
ころましー 見事な。例.なんちゅー ころましー 柿ずらなえ
こわる(1) 壊す
こんだ 今度
さいなら さようなら
さけをころしてのむ 酒をちびりちびり飲んで酔った風をしない
さざむし トビケラ類の幼虫
ささらほーさら さんざんな状態、 徹底的にダメなさま。救いようのないさまの例えである「ササラ先穂」を語源とする説がある
さっきに、いつに とっくに
さっきゃく さしあたり、とりあえず
さびお 絆創膏
さらける(2) (1)かきちらす、(2)露出する。北部では「捨てる」の意味でも用いる
さわす (1)水に浸して柔らかにする、(2)渋を抜く
しきね 敷布団
しじつ 手術
しにゃー、せにゃー しなければ。北部では「しねーけりゃー」とも
しみ 寒気
しみる 寒気が激しい
しょいこ、しょいた ワラ製の背負い具。「しょいこ」は北部で「ワラ製の背負い袋」の意味も
しょーか°ねー 物が腐ってもろいこと
しょーわる 臆病。例.しょーわるで 1人じゃー どけーも 行けねー
しょっぱい ○(伊那市以北?)
じょぼじょぼ ずぶ濡れ
しょぼろったい 気障りだ
じょろじょろ 艶めかしいさま。例.女か° じょろじょろ あいってた
しん しない。北部では「しねえ」、南部では「せん」とも
しんとー 物の中心
ずいた 性質(悪意)、性格、品性
すかんたらしー いやらしい
ずく putting oneself into something; exerting oneself
すっぱい ○(北部)
せせじらみがくいついたよー 特別執拗に交渉または請求される場合
せせる、せせくる 集まってくっつく
せんねんよ 棟上げ祝いに餅を投げること。北部では餅の名称も同様に呼ぶ場合がある
そーいだ そういうわけだ。例.おめー そーいだでなー りょーけん してくりょよー
そーえ そうですね
そそくる つくろう
そのまんま そのまま
ぞもぞも、ぞむぞむ 寒気を感じる
ぞろっぺー だらしがない、投げやり
たーくらたー 間抜け
だいじょー 大丈夫
たける、たきる 獸類が発情して騒ぎ立てる
だだくさもねー 必要以上に大量にあるさま。例.お菓子を だだくさもねー 買っちまった
たたっからかす めちゃくちゃ叩く
たたった 建った
たっこねー 物言いが幼稚だ
だっちもねー、らっちもねー つまらない、くだらない。例.だっちもねー ことー ゆーと わらわれるぞ
だまかす(1) なだめる
だまかす(2)、だまくらかす 欺く
ためる 狙う
たわけ、たーけ ばか者
たわけた、たーけた 愚かな
たんだ ただ
たんと たくさん
ちき° 秤(はかり)
ちびる 大小便を少し漏らす
ちゃっと すぐに
ちゅーど 当時
ちょーちんや(提灯屋) 一旦筆を染めた字に、も一度手を加える(えどる)こと
ちんじゅー 縮れ毛
つくねる (1)積む・重ねる、(2)整理しないで物品を積んでおく
つぶ タニシ。南部では「つぼ」とも
つまい 窮屈だ。衣類等が窮屈な場合に使われる。「つまる」の形容詞化によって「つまい」が生まれたという。「つもい」を用いる地域もあり
かさ、量。例.この かつぶしわ でか° あるなえ
てか°えし こねどり
てしこ (1)手段、(2)しまつ、(3)力量
てしょ 小皿
てっぺんずけ 最初に
でんきんばしら 電柱
てんずけ 最初から、いきなり
でんでんまっこ ぐるぐると自分で回ること
でんぷに 多量に、贅沢に
どいれー、どえれー ひどい、非常な
どーいで どうして
とーし 篩(ふるい)
とーととと 鶏を呼び寄せる声
とーり 土間。南部では「にわ」とも言い、下伊那と接する地域では「にわ」の方が多い
とか°める 治療すべきところを化膿させ、悪化させる
とき°る 尖る
とこ たたみ
とこば 床屋。例.はやくとこばへ行ってこい
とと (1)鶏、(2)魚。例.白いマンマにととせーて食うとうまいなえ
どどめき、どんどぶき 小さい滝
とびっくら かけっこ
とぶ 走る
どべ 最下位
どやす (1)腕ずくで強打する、(2)大声で叱りとばす
とよ 雨どい
どろぼーぐさ ヌスビトハギ。北端部では「ばか」とも
どんど、どんどん、どんどっこ 水の落ち口、堰、滝壺
どんどやき 道祖神の火祭り
なかっせ 長男と末子との中間の子供
なすび !茄子
なぜる、なぜくる 撫でる
なぬか !七日
ならかす ならす
にくたらかす グツグツと長く煮る、形の崩れるほど煮る
にすい 未熟である
にどいも 馬鈴薯
にねんまいり 大晦日から深夜0時の年明けにかけて神社にお参りに行くこと
にばんせ 次男
にる 炊く
ぬか !糠
ねこのしっぽ 未子
ネジ 伊那市など(ほか未調査)、尾高か平板かは不明
ねっから ろくに、まるで
のせ 傾斜
のり 傾斜面
はーるか 久しく、ながらく
はーるかぶり 久しぶり
はき出す はきだす
ばっか ばかり。例.俺ばっか怒られる
はっちらがる 先を争う
はつる 剃り落とす
はならかす 離す
はなる、はなーる 始まる
はやいとこ 早く
ばら 野茨
ばらんけん いい加減
びしょってー 汚らしい。例.いかにも びしょってー しこーを して 来た もんだ
ひだす 穀物を箕に入れ、ちりくずを出す
ひとじゃく 一人前
ひび 蚕のサナギ
ひまぜー むだ手間
ひやかす 浸す
ひやめしこぞー 次男以下の子供
ひる 用をたす、大小便を排泄するの意。北部では「まる」とも
ふっせ 種子を蒔かずに生えた野菜
ふんと 本当、確実
へー (1)もう。南部では「はい」とも。(2)蠅
べにさしゆび等 !薬指
ほーる(2)、ほかす(2) 投げる。「ほーる」は「はふる(葬る)」が語源である。「ほかす」は「放下(投げ捨てること)す」のつづまったもの
ほきだす 吐き出す
ぽこぺん かくれんぼの一種
ほっそく 山奥
ほとーる 熱を持つ
ぼぼ (1)ひとみ、(2)ネギの花、(3)人形、赤ん坊
ぼや、ぼさ 柴、枯れた小枝。南部では「もや」とも
ほんなら それなら。例.ほんなら俺はやめとくよ
ほんに 本当に
まーず (1)とにかく、(2)先ず。例.まーず驚いた
まえで、まいで、めーで 前方。例.めーでの 人の かけ°で めーなんだ
ましょくにあわん 働き損だ
まぜくる 混ぜ合わす
まっと もっと
ままやく 吃る
まめ (1)大豆、(2)健康・丈夫。例.あねさんは ふんとにまめで たまげたよ
まんが (1)稲こき機、(2)代かき用の馬鍬。南部では「万能鍬」の意味も
まんま …まま。例.いじらなんで その まんま 置いた
みー 見ろ
みじく (1)意気地がない、(2)未熟
みして 見せて
みしょ 見せろ
みやく 磨く
みんなして 皆で
むく (1)まるで…ない、(2)雛をかえす
むせっぽい、むせったい むせそうである
むらう 貰う
めこじき ものもらい
めそめそどき たそがれ
めた、めためた やたらに、ひっきりなしに。例.今日わ めた 人か° 来て 忙しかった
めめぞ みみず
もみついて すずなりに
ももっか 化け物
もんも お化け
やいと ○(南部)
やくざ 何も仕事のできない人、またしない人
やたかましー、やたかしー 騒々しい
やっぱ、やっぱし やっぱり
やのあさって ○(辰野町小野のみ)
やんか (1)ふざけること。例.あいつも やんか こぞーだで よわる。(2)こごと
ゆー 言う。ゆわ-(未然形)、ゆい-(第1連用形)、ゆっ-(第2連用形)、ゆうぇー(目的形)、ゆやー・ゆうゃー・ゆうぃゃー(仮定形)、ゆうぇ(命令形)
戸主権。例.むすこに よをゆずる
よーせー 弱い
よけー 余分。例.よけーにとっておいた
よせる (洗濯物を)取り込む
よたっこ 乱暴者
よど よだれ
よべーぼし 流れ星。「夜這い星」の転訛
らくになる 死ぬ
わかされ 道の分岐点
わきゃーねー 容易だ。例.そんな こと く°れー わきゃーねーぜ
わく°む、わこ°む 歪む、曲がる
伊那市長谷溝口(1975年収録) B(孫):おばーちゃん、あしたー たなばっさまだぞえ
伊那市富県(1975年収録) B(孫):おばーちゃん、あしたー たなばただよ
伊那市など(ほか未調査)
中・南部
くも
伊那市
伊那市など(ほか未調査)
北部
かめ
逆接条件(…なくても) 逆接条件には「…ナンデモ」「…ンデモ」「…デモ」「…ドモ」などを用いる
共通語訳 A:○○、ちょっと、飲みに行かない?
箕輪町など(ほか未調査)
誇る ほこる
くい
考え込む かんがえこむ
伊那市など(ほか未調査)
南部
伊那市など(ほか未調査)
四季 しき
伊那市など(ほか未調査)
思い巡らす おもいめぐらす
中部に多く、若年層で増加
失くす なくす
守る まもる
ぞう
若年層
かみ
よ(が)
こえ
せき
東部の若年層
も(が)
伊那市など(ほか未調査)、尾高か平板かは不明
辰野町小野(1975年収録) B(孫):おばーちゃん、あしたー たなばたさまだじ
中川村葛島(1975年収録) B(孫):おばーちゃん、あしたー たなばたさまだに
通る とおるとおる
伊那市など(ほか未調査)
東・北部の若年層
逃げ出す にげだす
にじ
「日に三度」などという場合の「日」のみ
伊那市など(ほか未調査)
伊那市など(ほか未調査)
梅雨 伊那市など(ほか未調査)
畑美義による方言区画 地形、政治的区画、同一語の比較的多く用いられている地域などを勘案しての区画であるという
八重 伊那市など(ほか未調査)、尾高か平板かは不明
はと
反語(決して…ない) 「…ズカ」「…ズケ」が用いられている。例.ソンナ コトカ° アラズケ(そんなことがあろうか、いやあるはずがない)
ひ(が)
百舌 中・北部で「も」南部で「も」
中・南部
や(が)
伊那市など(ほか未調査)、尾高か平板かは不明
かや
若年層及び一部の老年層
縋る すがる

長野方言の語尾と文法

長野方言を長野方言らしくしているのは、単語よりも語尾と文法です。 ここでは変換ツールが実際に使っている規則のうち、確度の高いものを種類別に説明します。

断定「じゃない」「だ」「だもんで」

否定「ん」「せん」「こん」

継続・アスペクト「とる」「とく」

助詞「ね」「でしょ」

語彙「どえらい」「えらい」「はみご」

長野方言の例文・日常会話

標準語と長野方言の対訳です。すべて確度の高い規則だけを使って変換しています。

標準語 長野方言
明日は行かない。 明日は行かん。
とても面白いだろう。 どえらい面白いだろう。
疲れたから今日は帰る。 えらいから今日は帰る。
ご飯を食べているところです。 ご飯を食べとるところです。
何をしているの。 何をしとるの。
すごくおいしいね。 どえらいおいしいね。
昨日はとても寒かった。 昨日はどえらい寒かった。
わからないから教えてほしい。 わからんから教えてほしい。
ずっと待っている。 ずっと待っとる。

長野方言と近隣の方言の違い

長野方言は名古屋弁と同じ系統に属し、語尾や文法の骨格を共有しています。本サイトの変換も名古屋弁の規則を使っています。ただし長野県には固有の語彙や言い回しがあり、それらは上の単語一覧に収めています。

同じ文を近隣の方言に変換して並べたものが下の表です。同じ標準語でも、地域が変わると語尾がどう変わるかが分かります。

標準語長野方言三河弁関西弁
これは本だ。これは本だ。これは本だ。これは本や。
明日は行かない。明日は行かん。明日は行かん。明日は行かへん。
とても面白いだろう。どえらい面白いだろう。どえらい面白いだろう。めっちゃおもろいやろ。
疲れたから今日は帰る。えらいから今日は帰る。えらいから今日は帰る。疲れたから今日は帰る。
ご飯を食べているところです。ご飯を食べとるところです。ご飯を食べとるところです。ご飯を食べてるところです。

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よくある質問

Q.無料で使えますか?

A.無料です。登録もログインも不要で、回数制限もありません。変換はすべてお使いのブラウザ内で処理されるため、入力した文章がサーバーに送信されることもありません。

Q.長野方言はどの地域で話されていますか?

A.長野方言は長野県を中心に話されている方言です。同じ東海・中部の中でも市町村によって語尾や語彙が変わることがあります。

Q.変換の精度はどのくらいですか?

A.本サイトの変換は正規表現によるルールベースの処理で、AI や機械翻訳は使っていません。断定・否定・継続・助詞といった文法規則を順番に当てるため、短い文ほど自然な結果になります。長い文や複文では不自然になることがあります。また長野方言は名古屋弁の規則を使っているため、長野方言固有の言い回しには対応していない場合があります。

Q.長野方言の単語は何語収録していますか?

A.このページには536語を収録しています。語彙は Wikipedia と JMdict をもとにしており、随時追加しています。

Q.方言のデータはどこから来ていますか?

A.Wikipedia の各方言記事(CC BY-SA 4.0)と JMdict/EDICT(EDRDG, CC BY-SA 4.0)をもとに作成しています。ページ末尾に使用した記事名を明記しています。派生物である本サイトの辞書データも CC BY-SA 4.0 で公開しています。

出典

このページの方言データは、Wikipedia の記事 「上伊那地域の方言」CC BY-SA 4.0) および JMdict/EDICTEDRDG, CC BY-SA 4.0) をもとに作成しています。 本サイトの辞書データも Share-Alike 条項にしたがい CC BY-SA 4.0 で公開しています。

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